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SHIROBAKOで学ぶプロジェクトマネジメント #1 怒る必要ない

SHIROBAKOがプロジェクトマネジメントの教科書なので見ろということで、Blu-ray BOXとPS3がヤマトで送られてきたので全部見た。

1話ずつまとめてく。

SHIROBAKO #01 明日に向かって、えくそだすっ!

「どんどんドーナツ! どんと行こう!」。上山高校アニメーション同好会のあおい、絵麻、しずか、美沙、みどりは、いつか共に商業アニメーションを作ろうとドーナツに誓った。そして、二年半後。かつて夢を掲げた手には無骨なハンドルが握られている。あおいは、アニメーションの制作進行として今日も精一杯駆け回っていた。回収からスタジオに戻り、見回すと人の気配が消えている。不審に思った彼女が会議室のドアを開くと−−。

プロジェクトマネジメント上のヤバいこと

高梨がスケジュールの遅延を報告していなかった

割とよく聞く話。12月完了予定のプロジェクトが数ヶ月遅れることを11月に発表するのも、下から上がってくるスケジュールの予実が粉飾されてたから起こることだと推測する。ちゃんと把握してたらもっと前に延期しなければいけないことがわかるし、ダメージコントロールの観点からも早めに発表したほうがいいので直前に発表するメリットがない。

たぶん内部スケジュール(実際のスケジュール)と外部スケジュール(外部に報告する見栄えのいいスケジュール)が存在してる。

原因と対策

正直にスケジュールを報告 しない インセンティブを与えない

スケジュールの遅れを報告したときに怒ると、「怒られるから報告しない」というインセンティブを生む(最終話までに「矢野さんは怒るからイヤ」という趣旨の発言が高梨から出てた)。つまり、怒る・詰めるなどをするマネージャーは自分で自分の首を締めてる。

怒る・詰めるなどをしても何もメリットはないし問題は解決しない。怒られて問題の再発が防止できるなら、マネージャーという職業はいらない。

問題を解決して対策を考えて再発を防止するをということに責任を負ってるハズなのに、その責任を部下に丸投げするパターンは割とよく聞く。

敵対しない

怒った時点で、作業者とマネージャーが敵対関係になるのがマズい。これは組織内に限った話じゃなくて、外注との関係にも通じる。

この人できるプロジェクトマネージャーだと感じる発注元の担当者は、決して敵対せずに「一緒にプロジェクトを成功させよう」というスタンスで一貫してる。だから遅延の報告もしやすく、対策を一緒になって考えてくれる。

採用が大事

全話見た今だから言えるが、高梨がいろいろ残念だというのが一番の問題。2クール目で出てくる「誰を採っても太郎よりマシ」という評価が全てな感ある。

悪い進捗の報告したときに怒る人って、「怒ると、次から怒られるのがイヤだからちゃんとスケジュールに遅れないようになるだろう」みたいな論理だと思うけど(そしてそれが「怒られるのがイヤだから嘘ついて怒られないようにしよう」になり得るのは上述の通りだけど)、そもそも問題が起きたときに反省して改善できる人であれば怒る必要は無いわけで、つまり採用がすべて。

パワーハラスメントしないと改善しないと感じてしまうような人を採用するプロセスの問題だと思う。だからと言ってパワーハラスメントする人を採用してしまってるのもまたプロセスの問題である。

まとめ